いろどり屋の店主です。普段は熊本でWebサイト制作に関するインストラクターをしています。
今回は少し仕事がらみのテーマで書いてみようと思います。
ふだんWeb関係のインストラクターをやっていると、昔はどういう作り方をしていたのかを説明する必要が出てくることもあるのですが、ここで1つの問題が。
それは、「古いサイトはほとんどの場合、リニューアルされたら見ることができない」ということ。
アーカイブなどから紹介することもできるのですが、これを授業中にやるのはちょっと手間がかかります。また、あまりなじみのないサイトの場合、なかなか興味を持ってもらえないという欠点もあります。つまり、イメージしやすいサイトとしての条件は次の2つになります。
- ある程度有名な企業や人物
- リニューアルされる可能性が低い
この2つの条件をクリアしているのが「阿部寛のホームページ」というわけです。
そこで、なぜ古いデザインの阿部寛のホームページを紹介するのか、そこには大きく2つの理由があります。
1.表示速度が速い
現在のWebサイトは、表示速度を重視します。ほしい情報があっても、すぐに表示されなければユーザーは他のサイトに移動してしまい、利用してもらえる可能性が下がるのです。その点、阿部寛のホームページは画像はたった2枚だけ。動画などもないので、とんでもない速度で表示されるのです。
“表示爆速”阿部寛さんのサイト、IPv6にも対応済みだった 「デザインより質」ネットで話題
こちらの記事にも紹介されているように、なぜかIPv6にも対応しており表示速度としては申し分ありません。もし通信制限にかかっても、問題なく表示されるでしょう。
2.最新の情報が掲載される
いくらデザインが素晴らしいサイトであっても、情報が更新されなければ意味がありません。その点で、阿部寛のホームページは最新の情報が掲載されているという点においても理想的だといえます。
ちなみにこんな記事も紹介されていました。
阿部寛、ホームページ変更を拒否「あれ人気だから」 簡素すぎることでおなじみ
安田から「阿部さんは、ご自分の公式ホームページを更新された方が」と簡素なことでおなじみのホームページをイジられると、阿部は「でも、あれ人気だから」と笑顔で変更を拒否。笑いながら安田も「変える必要ないですね(笑)。失礼しました」と会場を笑いに包んでいた。
(ORICON NEWS)
これまでに何度もリニューアルの機会があったはずなのに、あえてそれを変えない。まさにこれこそが「阿部寛のホームページ」たる所以なのでしょう。
ちなみに私が授業で使用するパソコンのブラウザー(Chrome)は、起動時に阿部寛のホームページを表示する設定にしています。半分はウケ狙いですが、「長年使用され、情報を常に更新するこういうサイトを作ろう」という自分への戒めの意味もあります。
ちなみにこのサイトはファンの方が作成したそうで、それが公式サイトになり長年使われているということは、作った方としても非常にうれしいのではないかと勝手に推測しています。
できる限り、このサイトがリニューアルなどすることがないように祈っています。