九州国立博物館で開催されている「特別展 はにわ」へ。
はにわグッズを手がけていることもあり、ぜひとも参考にしなければということで行ってきました。
https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s72.html
博物館の入り口には「はに丸」と「ひんべえ」がお出迎え。
(世代的に通じるかは微妙ですが)

そして展示室の中に入ると、いきなり「This is はにわ」と言っても過言ではない、「埴輪 踊る人々」がお出迎え。もっとも、最近は踊っているのではなく馬を引いているのだいう説もあり、まだまだはにわの謎は深そうです。

そういえば最近修復されたそうで、ずいぶんきれいになられたようです。
写真では見なれているものの、実際に目にするとそのサイズや質感もよく分かります。後ろに回って見ることもできるので、360°じっくり観賞することもできます。
ほとんどの「はにわ」が写真撮影可能という、素材を収集する上ではありがたいイベント。そのせいか、なかなか列が進まない。休日よりも少ないと思ってあえて平日を選んだのに、恐るべしはにわ好き。そうそう、一部の展示(主に宮内庁の収蔵品)は撮影禁止ですのでご注意ください。
そして今回のメイン、5体の「武人はにわ」が勢ぞろい。
今回のメインともいえる展示、この5体がそろうのは史上初だということですが、これについてはにわ好きのうちの奥さんは
「これがどれだけすごいかと言うと、人間だったらSMAPが再結成するようなもんだぞ」と力説。そ、そうなんですね。

東京の展示に比べて少しこぢんまりとした印象でしたが、やはり存在感は抜群でした。
時代ごとに作り方が少しずつ変化していくのを間近で見ることができるのも、このイベントならでは。
はにわの動物園やらでもうお腹いっぱいなところに、最後に会場を出た後の売店がまた大混雑。あれやこれやとカゴに入れていくと、あっという間に諭吉さんやら栄一さんが消えていくことに。でも欲しい。予算があればまだ買えるのに。
会場を出た後は、特別展のチケットで観覧できる常設展へ。
そしたらここにも「はにわ」がお待ちかね。

まるで「オレを忘れていたか」と言わんばかりの存在感。
生まれて初めて「はにわ酔い」という体験でした。
残り期間はわずかですが、九州国立博物館で5月11日まで開催予定です(その後の展示の予定はないそうなので、この機会を逃さずに)。